Log*
熱病:刹ロク/罪の果て:アレハレ/
#3:アレルヤとライル/#4:マリーとハプティズム/#8:マリーとアレルヤ
/忘れないで:アレロク/笑って:刹那とアレルヤ
(刹ロク)微エロ?
重なるその温もりを 明日も信じていたい
熱病
「刹那、」
自分より遥かに体格の良い体が少しだけ身じろぐ。 胸に埋めていた顔を上げると緑の瞳にぶつかった。 視線から逃れるように、唇を重ね舌で触れると大きな掌で髪を撫でてくる。
「寝るか、疲れてるだろ」
「別に、」
暫く口許を弄んでいると焦れたように舌先が伸びて口腔へ導かれた。 深くまで浸透したそれは終わりを知らぬように際限なく続く。
「・・・刹那」
息継ぎの合間を言葉で閉ざされて、互いの吐く熱の鋭さに我を忘れた。 頬に添えていた指を順々に触れさせていくと、もう一度名前を呼ばれる。
「何、」
下腹部に手を当てながら目線を合わせると短く息を詰めた。
「・・・、明日も仕事なんだけど」
そう言いながらも、髪に触れている手は単調なリズムを保った儘動きをやめない。
「わかってる」
「無理させてくれるなよ、」
口調を和らげ冗談めいた声を上げるとゆっくり瞼を閉じた。 そこに口付けを落とし、指先の動きに没頭していく。 圧倒的に勝る体躯を持つ彼は、ひたすらにただその熱から俺を離さない。
「・・・ロックオン、」
荒れた息を吐き出して、得ることの出来ない安堵を求める。 何度身体を彷徨っても、それを手にすることは不可能だった。 それでも、
それでもこの瞬間を信じている 明日もまた罪に穢れ罪を裁くために
***
2008年3月15日のブログ「熱病」に書いた小ネタ。
意味が、わからない・・・!(笑)
本当に一番最初に書いた00文字です。ね。
最初は刹ロクが好きでした。いや、今も好き。
(アレハレ)
墜ちて逝くその体は一体どちらのものだろう
罪の果て
「アレルヤ、」
眼を開ければ君がいる。 僕が望めばいつだって、金の眸を覗き込める。
「触れたい」 「・・・触ってんだろうが」
なのに、僕は。 僕たちは、こんなにも不安定で。 回した腕の中を意識しなければ、この腕は空気を切ってしまうだろう。 僕は君に触れているけれど、本当は触れることなんてできないんだ。
「ハレルヤ。君には僕を感じられる、」 「・・・ああ、」 「僕はここにちゃんと在るかな、」 「あのなァ、」
振り解かれた腕に反応するより早く、ハレルヤの体は反転し、顔が近付けられる。 わざと音を立てるように唇に触れた彼は、極まりの悪そうな顔をし、そのままうつむいてしまった。
「お前が存在してなかったら俺は在ねェんだよ。滅多なこと言うな」 「ごめ、ん」
額をくっ付けて目線を合わせると、どちらからともなく接吻けを交わす。 深く長く、互いを証明するかのようにいつまでも。
「どこにも、行かないでよ」
息継ぎの合間に紡いだ願いを、彼はうっすら笑うだけで、その笑みすら息遣いに呑まれていった。
夢に見た光景が忘れられないんだ。 君はそれを聞いたらきっと笑ってしまうのだろうけど。
離れないでずっとそばにいて。
血に塗れたこの体を支えるには、きっと一人じゃ足りないから。
***
200年4月3日のブログ「罪の果て」に書いた小ネタ。
またも意味がわからな・・・!25話見ての、話だと思います。
アレハレはアレ+ハレじゃなく、ちゃんとアレ×ハレです。(何
消えないで、またそばにいてあげてほしい!
アレルヤは失ってばっかだな・・・。
(#3:アレルヤとライル)
「いやはやすごいなこの艦は。水中航行すら可能とは・・・」
ティエリアから受け取ったカップに口を付けようやく一息ついたときに扉が開き誰かが入ってきた。
感心したような声は聞きなれた声、ふっと見上げた姿は見慣れた姿。
それは4年間、アレルヤがひと時も忘れることのなかった人物の一人。 「ロッロックオン!」
思わず立ち上がり叫び声を上げた。
どうしてとか、生きてたとか、たくさんの言葉が駆け巡る。同時に、否定する声。
それはもう一人の声ではなく、自分自身の。彼はあの4年前の戦いで亡くなったはずだ。自分たちの目の前で。 ぐるぐるとよぎる思い整理するより前に、体が動いた。 「ロックオン、」
気が付くと、ロックオンの両腕を掴んで目をのぞき込んでいた。
同じ色だ。ふたつの目が驚いたように見開く。 「え、っとアレル、」 「ロックオンッ」
ロックオンの声がアレルヤの名前を呼び終えるより前に、アレルヤはその唇をふさいでいた。
ティエリアが息を詰まらせるが、アレルヤの耳には届かない。 「ロックオン、生きて・・・」
今にも泣きだしそうな顔を見て、ライルはふっと笑った。何かいたずらを思い浮かんだような表情を。
しかしそれすら、アレルヤは気付かなかった。 「アレルヤ。久し振り、だな」
記憶の中の兄の姿を思い浮かべながら、ライルは出来るだけ優しくアレルヤの双眸を見つめた。 (灰色と黄色・・・) 「ロックオン、」 「アレルヤ、その男はちがう」 「え?」
嫌悪感を露に表したティエリアはライルを睨みつける。
ロックオンの名を語ることにまず眉を顰めずにはいられないのに、あまつさえニールの真似をするなんて彼にとっては許せることではない。
アレルヤに対し若干の同情を抱きながらも、ティエリアは再度否定した。 「その男はニールじゃない」 「ニールじゃ、ない・・・じゃあ、」
だれ、という言葉を発するより前にライルは詰まらなさそうにアレルヤを体を離した。
腕を頭の後ろで組み、片目でアレルヤを見つめながら告げる。 「あーあー。そうだよ、俺は兄さんじゃない」 「にい、さん・・・?」
「俺の名前はライル・ディランディ。
いやー、ここに来て沢山の熱烈な歓迎を受けたが、ここまで熱の籠った歓迎は生まれて初めてだ。兄さんはモテるからなあ」
唇に指を当てながら冗談めかしたように言うと、アレルヤの顔に朱が差した。
似てるとはいえ、違う人物にキスをしたことを恥じているのか、それを馬鹿にされたことに怒っているのか。 (どちらにしても・・・俺の好みじゃあないな) 「ま、これも歓迎の一種としてありがたく受け取っておくよ。じゃー俺、部屋戻るから」
くるりとアレルヤ達に背を向け手を振り歩き出す。最後のマイスターだというからどんな奴かと思いきや、だ。
兄がどんな気持ちで付き合ってたかは知らない。そんなことに興味はなかった。 (けど、)
まっすぐに見つめてくるオッドアイの瞳を思い浮かべながら、ライルは部屋を後にした。
***
002ndの3話感想でブログに書いた小ネタ。
ハレライで落ちてないけど落ちを。ライルがすごくひどい子!
(#4:マリーとアレルヤとハレルヤ)
「自分のなかに、」 「そう・・・変な話をしてると思うのだけど、僕の中に違う人がいるんだ」 「そのひとは名前を言った?」 「ううん・・・名前がないんだって」 「じゃあアレルヤと同じね」 「おなじ・・・?」 「きっと待っているわ」 「なにを?」 「貴方に名前を付けてもらうのを。だって、その人の声は私には聞こえない」 「僕に、名前を・・・」 「そしてその声はきっと、あなたにとってとても大切なもの。その人にとって貴方は大切なもの」 「大切な、」 「あなた自身よ」 「僕・・・」
「ハレルヤ」 『あ?』 「君の名前、ハレルヤにしよう」 『・・いらねえよ』 「どうして。名前、必要だろう?」 『俺に名前を付けて、誰がその名を呼ぶんだよ。必要ないだろ?俺はお前の中にいるんだから』 「だから、僕が」 『あ?』 「僕が、君を呼ぶ時に困るだろう?だから、ハレルヤ。神様に、感謝する言葉。」 『・・・』 「僕と、おそろいだよ」
ハレルヤ。 その名前はお前だけが知っていればよかったんだ。 『マリー、彼に名前を付けたんだ』 俺にとって、必要なのはお前だけだった。 だから、
どうして、だなんておまえは知らなくていい。 痛みもすべて、引き受けるのが俺の役目なのだから。 アレルヤ、
その名を呼ぶたびに俺は、僕は感謝していたんだ。 君がそこにいたことを。
「被検体E−57」
だから、君がこの名を忘れても。
「マリー」
僕がその名を忘れない限り。
***
002nd4話感想でブログに書いた小ネタ。
ハレルヤの名付け話・・・のつもりだったらしい。
(#8:マリーとアレルヤ)
「アレルヤにとっては?」 「なにがだい?」 「あなたにとって、この場所はどんなところ?」 「僕にとっての、ソレスタルビーイング・・・」 「そう。彼女は、・・・フェルトさんは、家族だって」 「僕にとって、」 「アレルヤ?」
僕にとってこの場所はどんな意味をもつのか。
「わからない、」 「わからない?」
僕はフェルトのように他のクルーを家族と思うことができない。 じゃあ僕にとっての、この場所は、トレミーは、仲間は、ガンダムは、 戦争を根絶するその理由は?
「僕は、」
掴んでいたものが手からすり抜ける感覚がした。
***
002nd8話感想でブログに書いた小ネタ。
アレルヤにとってのCBと戦う理由。
(拍手SS:アレロク「忘れないで」)
敵機の攻撃を掻い潜り、遠くに艦隊を捉え目に力が入る。
片目だけの視界は、どことなく頼りない。
電子音とともに通信回線が開き、アレルヤの悲痛な声が届いた。
眉を顰めたその顔はまるで怒っているように見える。
だけど、おれは知っている。心配してる、んだろう?
力の籠った目を意識して和らげ、どうした、と問う。
「ロックオン、どうして・・・!」
どうして、なんて。
そんなの決まっている。
「理由があるからだ」
自分の命よりも大事な、それはもうキレイな感情じゃないけれど。
あのガレキの山を目の前に呆然と座り込んだあの日から。
すべてはこの日のために、生きてきたんだ。
だから、
「ロックオン、僕は・・・」
「アレルヤ」
どこか縋るような悲しい顔。
思わずそばに寄って抱きしめて、大丈夫だと言ってやりたくなる。
たぶんもう、それは一生叶わぬこと。
「僕は・・・ッ」
時間がない。もうすぐ射程距離内に入る。
アレルヤは何か言おうとして、だけど言葉にならないみたいだ。
自分も何か言わなければ、と頭を巡らせ、形にならないままに口を開いた。
目線が厳しくなるのを抑え、無理矢理に笑みを作る。
「アレルヤ、・・・ごめんな」
「え、」
安心させたかったはずなのに、とっさに出た言葉は謝罪だった。
「アレルヤ、」
「ロックオン・・・?」
「忘れないで、くれな」
聞こえただろうか。聞こえて、しまっただろうか。
敵が目前に迫り、必死な顔のアレルヤを置き去りに回線を切った。
伝えたいことはたくさんあったはずだ。
まだ一度も、アレルヤに好きだと言っていなかった。
彼は、いつだって欲しいと思う以上の感情をくれたのに。
一番大切な言葉を、言うよりまえに、
一番酷いことを、おれは言ったんだ。
(忘れないでなんて、)
アレルヤの顔が視界にちらつく。砲撃に集中しなければと、頭を振った。
これで、たぶん最後だ。
忘れないで、か。
そんなの、エゴでしかないのに。
***
拍手SS
小説アレロク「行かないで」のロックオン視点。
何がエゴかっていうとこういう文を書いてしまう自分自身が(以下略
お題はこちらからお借りしました。(君に願う10の願い)
(刹那+アレルヤ「笑って」)
ハロからすべてのデータを取り出したあと、これを他のマイスターたちに見せるか悩んだ。
(これを見れば、全部わかる。わかってしまう、)
データは主にハロを搭乗させていたデュナメスの戦闘履歴だ。その一番最後に、ロックオン・ストラトスの最期も記憶されていた。
(アレルヤだけにでも見せるべきか)
ロックオンのことを浮かべて、最初に思い出すのはアレルヤのことだった。あの二人は仲が良かったから。
俺は、そんな二人の姿を見ているのが、たぶん好きだった。
(もう見られない)
そう思うと心臓が痛む。仲間の死をいくつも見てきたのに。
いまだにこの痛みに慣れることはない。慣れてはいけないのだと思う。だけど、ぎゅうぎゅうと締め付けるような痛みを、忘れてしまいたいとも思う。
ぎゅ、と左胸を一度だけ掴んで、ハロと端末からコードを抜き立ち上がる。
アレルヤは、きっと部屋にいるだろう。
ハロの頭をゆったりとなで、部屋を後にした。
2、3度ノックをした後に、アレルヤ、と声をかけると、返事がないままにドアが開かれた。
「刹那?どうしたの、こんな時間に」
一瞬驚いたあと、ふとアレルヤは微笑んだ。だが、その笑みに力はなく、今にも泣きだしそうな顔にみえた。
目が心なしか赤い気がする。泣いていたのだろうか?ずっとひとりで――
「刹那?」
何も答えないのを変に思ったのか、アレルヤが目線を合わせてしゃがみこむ。じ、とその瞳を見つめ返すと、彼はぱちぱちと瞬きをくり返した。
灰色の色彩がまたたくのを俺はぼうっと見つめてしまい、なかなか口を開くことができなかった。
「部屋、入る?」
首を傾げて尋ねる声にうなずく。アレルヤが立ち上がり、部屋へ入っていく背中についていった。
人の部屋になんて、初めて入る。といっても、取り立てて個人を特定するようなものはない。自分の部屋とあまり変わりはなかった。
「刹那はコーヒーよりミルクだっけ?」
部屋の真ん中で立ち尽くした俺に椅子を勧めると、アレルヤは語尾に笑いを含ませて尋ねてきた。
少しムッとして彼に目をやると、どこか遠くを見ているような目をしていることに気付いた。遠い、記憶。否、たぶん、それほどまでに遠いとは言わない。
ガンダムマイスターとして本来のミッションを開始したての頃、ターミナルでのやり取りを思い出しているのだろう。
あのとき、ロックオンは俺に予めミルクを注文していた。
「・・・別に飲めないわけじゃない」
(多分・・・)
半ば自棄になって答えると、アレルヤは意外そうな声を上げた。完全に子供扱いだ。嫌になる。
二人分のマグカップにコーヒーを注ぎ、アレルヤはベッドに腰かけた。はい、と手渡されたマグカップの中には、ゆらゆらと黒い液体が揺れている。
(飲めるのか?こんなもの・・・)
なんだか香りからして受け付けない。
アレルヤは自分のマグカップに口を付けながらこちらを窺っている。本当に飲めるのか、疑うような心配するような目で。
それが気に喰わなくて、一気にマグカップを口につけ傾けた。
「〜〜ッ」
吐き出さないように慌てて飲み込んだが、どこかに入ったのか息苦しくなり激しくせき込んだ。
それを見たアレルヤは彼と俺のマグカップを机に置き、の背中をさすってくれる。
初めて口にしたコーヒーの味は、ひどく苦かった。
「大丈夫?刹那・・・」
「・・・い、じょうぶ、だ・・・」
苦味が残る口の中が気持ち悪い。ぐ、と眉を寄せていると、アレルヤは俺の背に手を置いたまま、くすりと笑った。
耳に吹き込まれるような感じがして、ほんの少しだけ不快さが消えた気がした。
***
2008年8月31日のブログ記事から。アレニル前提の話。23話後。
元はお題の一部だったようです。未完結。
せっちゃんとアレルヤの天然コンビはCP抜きで大好物です。なごむ。
|